光学医療診療部

光学医療診療部

光学医療診療部は、内視鏡を用いて診断と治療を行う診療部です。胃カメラやファイバースコープに始まる内視鏡装置の開発は、CCDカメラを用いた電子内視鏡へと進められ、今やテレビ画面を見ながら診断や治療を行うまでに進歩しました。そして、癌を始めとする各種消化器疾患・呼吸器疾患の診断と治療になくてはならない手段として、広く用いられております。本邦における癌死亡者数は年間30万人を越えており、その第1位は肺癌、第2位は胃癌、第3位は大腸癌、第6位は食道癌です。これら疾患の診断には内視鏡検査が不可欠です。最近では早期の癌は内視鏡で治療することも可能になりました。これらの診断・治療装置は全て精密機器であり、その取扱いには内視鏡に関する十分な知識が必要であり、熟練した技術が必要です。光学医療診療部では、それぞれの専門診療グループの責任のもと、高度な医療提供を心がけています。

光学医療診療部長
溝上裕士

 

領域別特徴

上部消化管内視鏡検査

食道・胃・十二指腸疾患の診断と治療を行います。消化性潰瘍や癌などの診断に無くてはならない検査です。癌の診断や深達度の評価のために,NBIなどの特殊光内視鏡や超音波内視鏡(EUS)なども行われています。また、病変が早期のものである場合には、開胸・開腹することなく内視鏡下に治療を行うこともできます。

実績

年度 件数

2010

4382
2011 4170
2012 4347
2013 4529
2014 4289

 

下部消化管内視鏡検査

おもに大腸疾患の診断と治療を行います。大腸癌は近年増加傾向にあり、この検査の重要性が増しています。私たちはより苦痛の少ない検査を心がけています。

実績

年度 件数
2010 1608
2011 1597
2012 1735
2013 1853
2014 1824

 

膵胆道内視鏡検査

胆・肝・膵疾患の診断と治療を行います。胆嚢癌・胆石症・胆嚢炎の診断、胆管癌・胆管結石・胆管炎の診断に用います。総胆管結石,膵石に対する治療や,悪性胆道狭窄に対するステントなど検査に続いて治療も行うことが出来ます。

実績

年度 件数
2010 105
2011 127
2012 194
2013 142
2014 188

 

光学医療診療部で行う各種治療

a) ポリペクトミー
高周波電流(電気メス)を用いて、ポリープを切除する治療法です。胃ポリープ・大腸ポリープを、内視鏡下に切除・回収します。

b) 内視鏡的粘膜切除術(EMR)・内視鏡的粘膜剥離術(ESD)
早期の食道癌・胃癌・大腸癌を、粘膜下層で剥ぎ取り、回収する治療法です。組織検査の結果にもよりますが、これで治療を終了することも可能です。

c) 光線力学療法(PDT)
早期の肺癌・食道癌・胃癌の治療法です。光感受性物質とレーザーを組み合わせた治療法で、癌のみを選択的に壊死させることができます。

d) 食道静脈瘤硬化療法(EIS)・静脈瘤結紮療法(EVL)
吐血の原因となる静脈瘤の治療法です。食道・胃静脈瘤のコントロールが可能です。

e) 胃瘻造設術(PEG)
腹壁と胃に瘻孔を作成する治療法です。食事摂取の出来ない場合には、この瘻孔からの栄養補給で、自宅での生活が可能となります。

f) 内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD),内視鏡的乳頭切開術(EST)
総胆管結石などに対して行われます。急性閉塞性化膿性胆管炎に対しては内視鏡的胆道ドレナージ(ENBD)を行います。

g) 内視鏡的ステント留置術
肝胆膵悪性腫瘍の胆道狭窄に対して行います。狭窄の状況に応じてメタリックステントや
チューブステントなどを使用します。

ESD実績

年度 件数
2010 49
2011 64
2012 74
2013 103
2014 83

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